初めて妊産婦のマタニティ&育児記録

アラサー初産婦の、妊娠及び子育てに関する備忘録。

なんでパパが育児すると感謝しなきゃいけないの?

たまたま読んでいた育児書で、

パパが育児をしたら感謝の気持ちを伝えましょう。どんなに『して当たり前』のことでも、ありがとうと言われると嬉しいものです。

というようなことが書かれており、ふと『ありがとう』について振り返ってみました。

 

 

息子が生まれる少し前、産院の母親学級で、

パパが育児をしてくれたら『ありがとう』を言いましょう

と教えられました。

 

正直、意味がわからないと思いました。

パパも育児をするのが当たり前なのに。

育児は『してもらう』ものでも『手伝ってもらう』ものでもないのに。

 

だけど息子が生まれた頃、パパは仕事が忙しくて。

仕事で疲れているのに息子の相手をしてくれるパパに、自然と感謝の気持ちを持てるようになり、何かしてくれる度に必ず『ありがとう』と言うようにしました。

 

でもしばらくして、『なんで一日中息子の世話をしている私は全く感謝されないのに、パパはちょっとやっただけで感謝されるの?』と、少しイライラが出てきました。

 

そんなとき母に、

『ありがとう』を言える子に育てたいなら、『ありがとう』が溢れる家庭にしなさい

と言われ納得したので、『ありがとう』は言うようにしたけれど、正直、口先だけで心は込めていませんでした。

 

そんな時編み出したのが、息子を通して『ありがとう』を言う方法でした。

 

たとえばパパが泣き止ませるために抱っこしてくれたとき。

『パパが抱っこしてくれてよかったね~ありがとう~』

 

たとえばパパがお風呂に入れてくれたとき。

『パパがキレイキレイしてくれて気持ちよかったね~!パパにありがとうしようね~』

 

そんな日々を過ごしていたら、ある日パパが

『ママが○○してくれるって。ありがとうだね~』

と言ったことに気づきました。

 

ただ私の言葉を真似しているだけかもしれません。

心はこもっていないかもしれません。

だけど、ちょっと嬉しい気持ちになりました。

そして、共働きで私だけが家事をしても、感謝の言葉一つなかった夫が、息子を通してではあるものの『ありがとう』を言うようになったことは、驚きでもありました。

 

これからも続いていくかはわかりませんが、母が教えてくれたような、『ありがとう』が溢れる家庭にできたらいいな、と思います。

 

そして息子が、きちんと感謝の気持ちを持てる人間に育ちますように。